世直し若さま (コスミック・時代文庫) 価格:1,132円 新品の出品:1,132円 中古品の出品:16円 コレクター商品の出品:245円 カスタマーレビュー “浜町の火薬”の異名をとる五千石の旗本格・松平鶴七郎―。父は十一代将軍徳川家斉という、大層高貴な身分でありながら、下から政道を見てみたいと自ら願い出て城を去り、気ままな生活を送っている。ある日ふらりと出た町で娘・浪江を助けたことを機に、浜松藩六万石を邪まな手で牛耳る悪家老の存在を知ることになった。鍛錬に修行を重ねた剣術と、頼れる町の子分の活躍で、鮮やかに奸物退治をやってのける鶴七郎。そんな男気あふれる姿に一途な想いを抱く尾張藩の駄々姫…。恋の花が色づき始める一方、鶴七郎は新たな敵に立ち向かうため信州へ出立する。道中追っ手が迫る命をかけた旅の顛末やいかに!?国民的人気作家・山手樹一郎による超痛快!時代小説。 |
若さま人情剣 (コスミック・時代文庫) 価格:977円 新品の出品:977円 中古品の出品:235円 コレクター商品の出品:643円 カスタマーレビュー 時の将軍家斉の子、斉忠を藩主に押しつけられ、若隠居の憂き目をしょわされた松平鶴三郎。天降り藩主の非道ぶりに心を痛めつつ、これも運命と受け入れていた。しかし妹のように慈しんできた三千代に毒牙が伸びたとき、ついに斉忠の頭を殴りつけて出奔してしまう。市井に飛び出した鶴三郎が見たのは、罪もない女に勝手をしようとする男たちと、そんな無軌道がまかり通る腐りきった政だった。もう若さまではない。鬼になってお家もお江戸も救うのだ―鶴三郎の覚悟の闘いが始まった。はたして鶴三郎は、江戸にはびこる巨悪を退治することできるのか。そして三千代との恋の行方は!?国民的人気作家・山手樹一郎による超痛快!時代小説。 |
万之助無勝手剣―さむらい読本 (コスミック・時代文庫) 価格:916円 新品の出品:916円 中古品の出品:1円 コレクター商品の出品:269円 カスタマーレビュー 殿を諫めるため、覚悟の出奔をした潮田万之助は武州屋と名乗る商人と行き会う。なりゆきから武家娘早苗、女軽業小狐太夫を助けた二人は、万之助自身にも上意討ちの命が下されていると知った。「殿のお気に入りであるあなたの脱藩は、藩を牛耳ろうとする者にとって渡りに舟だったのでは?」―武州屋の鋭い指摘に万之助は言葉もない。思いあまって姉姫さまを訪れた万之助は、事の真相を掴む。近習仲間、安岡英之進とその一派が、お家と姉姫さまを我がものにしようと牙を剥いていたのだ。ここで立ち上がらなければ侍ではない。武州屋たちの力も借りて、万之助は地獄屋敷へと乗り込む覚悟を決めた。国民的人気作家、山手樹一郎による超痛快、時代小説。 |
隠れ与力三五郎―めおと船 (コスミック・時代文庫) 価格:1,296円 新品の出品:1,296円 中古品の出品:297円 コレクター商品の出品:500円 カスタマーレビュー 代々八丁堀生まれの同心、服部三五郎は仔細あってお役目を離れ、橋田屋の帳つけ五郎三としてのんびり暮らしている。しかし目の前で腰元が毒殺されれば八丁堀の血が黙っちゃいない。折しも江戸では美女がさらわれる事件が続いていた。事態を重く見た遠山奉行は、三五郎に内与力のお墨付きを与え、凶賊の探索を命じるのだった。三五郎は女たちを救い出すことができるのか?そして、いつしか燃え上がる、橋田屋女主人・お美也との恋の行方は―!?今は豪商の後家となった初恋の人、美乃の周囲で起こる密室殺人事件に浪人鶴木伸介が挑む、時代本格探偵小説『地獄ごよみ』併収。国民的人気作家・山手樹一郎による超痛快!時代小説。 |
浪人まつり 他12編 ― 山手樹一郎短編時代小説全集 9 (春陽文庫) 価格:464円 新品の出品:円 中古品の出品:16円 コレクター商品の出品:400円 カスタマーレビュー 波瀾万丈の筋立てが代表のようだった時代小説の世界に“生活のある主人公”を登場させたのは、なにもきのうきょうの傾向ではない。 山手樹一郎が終生、師とも慈父とも敬慕した長谷川伸 ― 庶民生活の悲喜を身をもって経験したことから、カッコよいだけでないやくざものの世界を創始し、やがて史家も賞賛する重厚な歴史小説を数多く残したこの作家の門下生たちの新鷹会〈しんようかい〉、その結集誌『大衆文芸』の同人作家たちの作品には早くからそれがあった。その同人の一人だった山手樹一郎も、本巻収録の「春の雪」などをみるとそういう視点がよくわかる。高利貸しの武士など主人公にするのは初めから異色だが、結末に至ってようやくヒューマニストであるこの作家らしいとほほえみがわくことだろう。 人生の哀歓にみちた「浪人まつり」など、本巻収録の全十三編は、甘くなくて、それでいてほろ甘くって、うら悲しくって、そしてほのぼのとして…という山 |